テーブルフィーダーとは
粉体プラントにおいて欠かすことができない、粉粒体の定量連続排出機です。ブリッジ・分離現象を起こすことなく、配合飼料・肥料の各種原料(フスマ・魚粕・ぬか・塩・抽出粕等)の難排出粉粒物体に最適です。
構造
SYSTEM粉体容器の内壁を有底円筒状として、容器底部に中央排出口及び円周360°に排出口をもうけ、上部回転羽根と駆動させ下部有底室内に誘導し同一回転軸に取り付けられた曲線回転翼にて外部に排出します。
特徴
FEATURES●タンク径と同じ径のテーブルフィーダーを設置可能です。
●一台のテーブルフィーダーで2箇所の排出口を設置できます。
●計量機上供給フィーダーとして使用できます。
●スクリューフィーダーやカットゲートを使用することにより供給精度を確保できます。
●供給の中断が発生しないので遠隔制御がスムーズにできます。
●粉粒体混合製品の分離・偏在現象を起こすことなく出荷が可能です。
●従来のタンクを改造し設置することもできます。
テーブルフィーダーと従来型タンクの排出比較
従来型タンク
課題1:分離現象
従来のタンクは中央に排出口があるため、混合済み粉粒体の貯蔵の場合、比較的排出しやすい粉体が先行し、そうでない粉体は遅れがちとなる。このような分離現象が起こることで①②に粉体が非常に多く残留することが課題。
課題2:ブリッジ現象
輸送機器より投入された粉粒体が多少熱をもっており、従来のタンクでは貯蔵タンクに納められた粉粒体が貯蔵時間の経過と共に固まりやすい。このように架橋(ブリッジ)現象を起こしやすく、排出が困難になる。
テーブルフィーダー使用タンク
テーブルフィーダー使用タンクの粉粒体の排出は、テーブルフィーダー円周360°及び中央の2ヶ所より同時に排出を行います。タンク内の粉粒体の原料状態は、液体のように水平を保ちながら減量します。円周より排出を行う構造でブリッジの原因となる橋桁を崩し、ブリッジ現象を防ぎます。また常時低速での回転により混合された粉粒体も分離することがありません。
各種テーブルフィーダー
TABLE FEEDER一段式テーブルフィーダー
ブリッジ防止に効力を発揮します。構造がシンプルなため清掃が容易です。定量供給機能が必要な場合は排出口以降に定量供給器が必要になります。減速機の形状はタイプを選定できます。
- サイズ
- Φ600~Φ2,000(タンク内寸法)